まげて のばして お星さまをつかもう
まげて 背伸びして お空にとどこう
〜映画を観終わってから、すでに数時間は経っているのですが、今私の頭の中では、この曲のフレーズが何度も何度もリピートしています〜
今日は、久々に主人と二人で、岡山市にあるシネマクレールにて映画を観てきました。
こちらの映画館に行ったのは、これが3度目。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
「CUBE2」
そして「嫌われ松子の一生」
どれも非常に個性的な作品でありました。
劇場内は禁煙&禁飲食、たまにうっとおしく思える非常口のランプや足元ランプはなく、まさに“映画を観るためだけの映画館”といった感じ。
受付の方も非常に物静かな感じなので、ロビーでさえも、おしゃべり禁止の雰囲気です(別にしゃべってもいいんですけどね/苦笑)。
だからでしょうか、女性の“お一人様”が多いようで、今回も15人ほどいたお客さんは、ほとんどが女性のお一人様でした。
今日は、私もお一人様だったら、号泣していたかもしれません。
主人に泣き顔を見られるのが恥ずかしくて、涙を我慢したけれど、それでもチビっとこぼれました。
「嫌われ松子の一生」ホントいい作品でしたよ。
正直、これほど感銘するとわねぇ〜自分でもびっくりです
緊張すると思わずタコみたいな顔をしてしまう松子(原作では、お腹を壊す)。
この変な顔だけを見ると、単なるコメディものなのかな?と思っていたのですが、この顔にもちゃ〜んと意味があって、非常に切ないのです。
そぉ〜全編に切なさが満載してます!
「一人でいるよりはマシ」
いろんなタイプの男性と付き合うのですが、その度に傷つき、殴られ、裏切られ、ボロボロになっていく...でも、一人は嫌だから、その人のために頑張っちゃうわけ。
そして、最期は。。。「うそ〜〜」
って感じ。
凄く愛されている人だったのにねぇ...気がつくのが遅かったね。
変な顔や、光ゲンジの内海くんのファンになるという設定は、原作にはないそうです。
もちろん、片平なぎさの登場するサスペンス劇場もね(笑)。
でも、こういう「ププッ」と笑える場面があったから、映画を観終わっても暗い気分にならずにすみました。
監督のアレンジの凄さでしょうね、音楽もよかったです
追記:松子が最期に愛した男性(いや、正確にいうと内海くんってことになるんですが)に、『CASSHERN』の伊勢谷さんが登場していました。
苦悩するシーンが、キャシャーン以外の何者でもありませんでした(笑)